ナカガミ家長男は優しくて、かわいくて、純粋で、
ムーミン谷の住人みたいに色が白くてぷにぷにで
思い出すと愛しくて涙が出るくらいかわいい6歳の男の子です。
この長男君、少し発達障害があって、
これといって診断が出ているわけではない
いわゆるグレーゾーンの子供である。
今でこそ長男の特性に対して耐性ができたが、
ここまで至るにはもちろん紆余曲折があったし、
涙もたくさん流した。
記事を書いている今でも、なんだか涙が出てきてしまう。
誰のせいでもないけれど、普通の子がすっとできることが、
長男にはむずかしく、困っている様子を見ると、
ごめんね~普通に生んであげられなくてと思ってしまう。
普通って何?
長男には、そんな特性を吹き飛ばすくらい
素敵なところがたくさんあるし、可能性を無限大に秘めた原石の塊だと思っているけれども、
現に今、保育園や小学校での集団生活を過ごす中で困りごとが多々あり、
小学校では支援学級に入学するという選択をしました。
支援学級を選択するにあたってもかなり迷いました。
年長さんの春の時点の面談では、やはり長男君には支援が必要ですね~と言われていたが、
この1年できっと長男はもっと伸びてくれるだろうと思っていた。
でもいよいよ長男の進学先を決めるとき、
療育の先生も、保育所の先生も支援学級に行った方がよいという判断でした。
母ちゃんも信頼する先生方がそういうなら支援学級がいいんだなぁと思いながらも、
心のどこかで、まだその事実を受け入れられていませんでした。
そんな中、市役所からは、
「長男君は、通常学級で合理的配慮を受け、通級に通わせるのがよいと思うが、
最後は保護者さんの判断に任せます」と言われ、
ますます悩んでしまいました。
夫も「長男くんなら通常級でもいけるよ~最後は母ちゃんの判断に任せるけど」という感じで、
すべてが母ちゃんの判断にかかっていました。
母ちゃんが小学校の頃の支援学級は、
本当に重度の障がいの子が通っていて、それが子供心にすごく印象的に残っていて、
今の支援学級はそんな感じじゃないよと聞きながらも、
そこに長男を通わせることを躊躇してしまっていました。
今はいいけど、今後大きくなった時に、
長男が支援学級に通っていたことを恥ずかしく感じないか、
隠しておきたい思い出とならないか…
もし自分だったら、嫌だと思うだろうな…
隠しておきたくなるだろうな…
と考え出すと、止まらなくなって、どうしていいのかわからなくなりました。
そんな思いを療育の先生に伝えると、
「支援学級に通っていることを楽しい思い出にしてあげればいいんですよ。
大きくなって長男君がいろいろ思うことはあるだろうけれど、楽しい思い出だったら、
嫌な思い出にはならないですよ。長男君のことをよく見ててあげてくださいね。」
と言ってもらえた。
母ちゃんにはこの言葉がすごく響いて、迷いが吹っ飛びました。
どんな道を選択しても、後悔することや嫌なことは起こるだろうし、
それらすべてから長男君を守ってあげることはできない。
今の長男君にはやっぱり支援の手が必要だから、無理して通常学級に通わせるよりも、
支援学級に入れる方がよいだろうと最終的には判断して、
長男君をよく見て、楽しく過ごせるよう手を尽くしてあげようと思いました。
判断した後は特に迷いはなくなったので、
あと一歩、誰かに背中を押してほしかっただけだったのかなぁと今となれば思います。
きっと毎年、同じ悩むお母さんがたくさんいると思うけど、
子供のことをよく見て、考えたことならどちらを選んでも間違いじゃないと思います。
親も子も納得できる結論だ出せるように、
いろんな人に相談しながら決めるのがいいのではないかと思います!
今日はここまで!
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